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チューリップバブル

 

16 世紀の中頃にチューリップが原産地のトルコから持ち込まれて以降、オランダはチューリップの栽培と新種開発の中心地になりました。チューリップはモザイク病と呼ばれるウイルス性の病にかかると花びらが鮮やかな縞模様になるため、裕福な花愛好家の間で収集熱が高まります。

 

栽培家と収集家によって球根の取引市場が作られると、珍しい模様の花びらを持つチューリップの球根が高値で取引されるようになりました。

「チューリップ・バブル」という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられ、当時チューリップの球根は金と同じくらいの値段が付いたそうです。

 

 

「貴族も、平民も、農民も、職工も、水夫も、人夫も、メイドも、煙突掃除人も、年老いたお針子までも、チューリップ熱に取りつかれた」。人々は土地、宝石、家具などと引き換えにしてまでチューリップの球根を手に入れようとしたと伝えられています。

 

 

毎年このチューリップたちが好きで見かけたら必ず仕入れてしまいます。

 

”クラウンオブダイナスティ” ”マンゴーチャーム” ”アンジェリケ”

 

春らしいパステルカラーと変わり咲きが可愛い。

 

今年は新しく”ハッピーアップスター”(3枚目写真)を仲卸のおじちゃんから教えてもらいました。

 

葉っぱにピンクの斑が入ってこれはもう無敵の可愛さです!

 

変わり咲きが大好きだけど、希少なものを取り合っているのを見ると悲しくなります。

 

 

良いものはみんなで分け合えば良いのに…

 

 

”変わり者”とか”頑固”と言われても、みんなと同じものを欲しがらない、自分の”好き”を大事にする人に惹かれるのはきっとそのせいかもしれないです。