赤、白、黄色などカラフルに咲くポピー。
花言葉は
「いたわり」「慰め」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」
ケシ科のポピーは、実や枝から採取できる乳液にアルカロイド成分が含まれています。
このアルカロイド成分は鎮静や鎮痛効果がることから、麻酔薬や睡眠導入薬として使用されていました。
ここから花言葉である、「いたわり」「思いやり」が付けられたと言われています。
「癒し」と「眠り」の由来となった神話。
豊穣の女神デメテルは、最愛の娘を冥界の王ハデスに奪い去られ、悲しみに打ちひしがれていました。
傷ついたデメテルの心を癒すために、眠りの神であるヒュプノスはポピーを贈りました。
このポピーのおかげでデメテルはようやく眠ることができ、心と身体を癒しました。
ポピーは虞美人草とも呼ばれます。
秦の末期。
漢の高祖・劉邦と天下を争った武将・項羽には、その美しさから「虞美人」と呼ばれた虞という愛人がいました。
負け知らずと言われた項羽が最後の戦いに敗れて追い詰められた時にも、虞美人も共にいました。
虞美人は自害し最期を迎えたのですが、彼女を葬った墓に赤いひなげしの花が咲いたという伝説が残っています。
この伝説からポピーは「グビジンソウ」と呼ばれるようになったのです。
英語の花言葉は
「眠り」「想像力」「忘却」
良くも悪くも、
忘れるのは得意中の得意です。
大事なコトも忘れますけどね。